■ブレないテレ東
ちなみに、終了ではないが『Eテレ』では国民的幼児番組『おかあさんといっしょ』が「保育園時の帰宅時間に合わせる」という方針で再放送時間が85年以降夕方4時~5時前後を推移していたのが午後6時に変更となったことが、特に世間をざわつかせた。
NHKが公表している計画表によると、編成計画の要点は、
《「新しいNHKらしさ」をけん引するニュース・報道番組の強化》《平日ゴールデン帯、土日夕方でファミリー視聴ゾーンを強化》《平日午後10時台・大人向け教養・エンターテインメント番組の強化 》
などが挙げられていた。
「最後にテレビ東京ですが、11年から放送していたモータースポーツ及び自動車情報番組『SUPERGT+』が終了したほか、ビートたけし(75)とTOKIOの国分太一(47)が司会の21年開始の『23時の密着テレビ「レベチな人、見つけた」』が終了したことで、テレビ東京系列のたけし司会の番組シリーズは25年間、国分・たけしのタッグは13年間の歴史に幕を閉じました。
マヂカルラブリーの冠番組『マヂカルクリエイターズ2』も終了しましたが、こちらは“1”が21年3月末~6月末、“2”が今年1月末~2月末なので、短期コンテンツ前提でそのうちシーズン3をやるのでは、と考えられます」(前出の関係者)
そんなテレ東の改編テーマは「テレ東の必殺技 アニメ・グルメ・ドラマ多メ」。他局は全世代に向けて手を尽くしているがテレ東の場合は、
「独自路線とよく言われるのですが、見るものがないと思ったときにテレ東をつけてもらえるとうれしいなというのが思いです」「年齢や性別だけで人を区切っていくのは今時ナンセンスだなと思っています。“テレ東コア”、テレビ東京のファンの皆さんを大事にして、今後も頑張っていきます」(編成部長)
とのことで、ブレない姿勢を貫いている。