西島秀俊主演『ドライブ・マイ・カー』「世界最高栄誉」アカデミー賞目前で「大魚を逃した」のは東出昌大!演じるはずだった「シンクロ率100%」の役の画像
西島秀俊、東出昌大

 日本時間3月28日月曜日9時、アメリカで「第94回アカデミー賞授賞式」が開催される。今回は西島秀俊(50)が主演し、濱口竜介監督(43)が手掛けた『ドライブ・マイ・カー』が作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞(旧:外国語映画賞)の4部門でノミネートされ、例年以上に日本でも注目されている。

「主演の西島や、ヒロインを演じた三浦透子(25)の演技が大いに話題になっていますが、助演男優としては岡田将生(32)も素晴らしかったんです。岡田が演じたのは、主人公で妻を亡くした舞台俳優の家福(かふく)が、かつて妻から紹介された高槻耕史という役です」(映画ライター)

 原作では40代初めだった設定だが、俳優に合わせて若い年齢に変更。家福が演出を務める舞台「ワーニャ伯父さん」のオーディションに参加し、意図せず主人公ワーニャに抜擢される役だった。

 岡田は高槻について「いまだかつてないほど監督と話し合い、いまだに自分の中で腑に落ちていない役」としつつも、

「高槻と同じように俳優としての焦りは常にありますし、何か新しいことをしていかなくてはならない、チャレンジしていかなくては、人にどう思われているのかとか、すごく考えます。そういうことも濱口監督とお話していました。

 どうすれば自信を持てるのか、というのは役を通じて、自分にも言われているような気がして。キャリアを重ねるにつれてなだらかになればいいと思うんですけど、実際は不安でいっぱいです。いつ仕事がなくなるかわからない恐怖もありますし、だから常にどの現場にも全力で向かい、求められる俳優でありたいと思います」

 と、『シネマトゥデイ』で話している。

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