広瀬アリス(27)主演のドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』(フジテレビ系)がスタートした。恋愛や結婚に興味がなく一人の時間を楽しむ女性が本気の恋に落ちていく姿を中心に、恋に本気になれない男女6人の恋愛模様を描く群像ラブストーリーである。また、挿入歌に出演者である松村北斗(26)が所属するSixTONESの『わたし』が劇中で流れてくるという素敵なサプライズもあるなど見応えのある1話だった。
■松村北斗が演じるギャルソンに女が惚れる理由
フレンチビストロ『サリュー』は、旬の野菜を使った料理とギャルソンの長峰(松村北斗)を目当てに来店する女性客も多い店だ。長峰は、オーダーの声に優しくほほ笑み、カトラリーを落とせば瞬時に持参して安心させ、写真をせがまれたら笑顔でフレームに収まるなど、女性の願いを叶えて癒す天才的な接客をするのだ。
カッコいいのに誰にでも優しいなんて、本当にアイドルみたいなのだが、スマートに仕事をこなす一方で少し陰を感じる雰囲気がたまらない。イケメンがミステリアス感を漂わせたら、どんな女でも惚れてしまう、見本のようないい男なのだ。
そんな長峰に異性を感じない純(広瀬アリス)は、おいしい料理やお皿に夢中で長峰のキラースマイルを見ることなく店を後にする。初めてのお客様にはマスクを外して接客するという長峰だが「心ザワつかせちゃ、かわいそう」と笑い流す余裕のあるところがまたいい。そしてこれは、そのうちに純が惑わされることを示唆するわけだが、それはもう少し先になる。