■看板番組『めざましテレビ』に出ない佐久間アナが“エース候補”のワケ

 井上清華アナは、青山学院大学に在学中にフリー女子アナが集う芸能プロダクション、セント・フォースに所属。2016年から17年まで報道番組『news zero』(日本テレビ系)のお天気キャスターを務めたのち、2018年にフジテレビに入社している。

「2021年には、局を代表する朝のニュース番組『めざましテレビ』のメインキャスターに大抜擢されました。さらに、今年3月には、フジテレビOGで、フリーアナウンサーの加藤綾子さんが12年半に渡って進行役を務めていたバラエティ番組『ホンマでっか!?TV』の、後任にも起用されています。

 最近は、週刊誌のグラビアにも登場し、持ち前のキュートな魅力を振りまくなど認知度はますますアップ。ニュースからバラエティまで幅広く活躍する、まさに“カトパンの正統な後継者”と言っても過言ではない若手エースですね」(前出の制作会社関係者)

 最後は、フジ入社3年目の佐久間みなみアナだ。上智大学卒業、かつ英語が堪能という才女で、美女揃いのフジ女子アナの中でも、大きな目の美しい整った顔立ちが飛び抜けていると評判の“美人女子アナ”である。

「佐久間アナは、今年3月から、宮司アナの後を継いで、スポーツニュース番組『S-PARK』のメインキャスターに就任。初出演となった4月10日には、同日昼に、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希選手(20)が達成した完全試合を球場で目撃し、さらに本人への取材が叶うなど、“持っている女子アナ”として話題を呼びました。

 また、4月からは、坂上忍(54)の『バイキングMORE』に代わる、新番組『ポップUP!』にもアシスタントとして出演が決まるなど、その八面六臂の活躍っぷりは、“次期エース”と言っても過言ではありません。

 これまでフジテレビでは、エース候補を看板番組の『めざましテレビ』に起用して育てるという流れがあったのですが、佐久間アナからは方針を転換したと言われています。『めざまし』はギチギチにタイムスケジュールが組まれている番組で、それを正確にこなすことがとにかく求められる。その分、女子アナの仕事もルーティーン化していて、しっかりと原稿が読めるようにはなるものの、番組進行能力や対応力が身につかない、という指摘もあります。

 フジ上層部はその辺を考慮し、今後、期待の女子アナは『めざまし』には固定せず、様々な番組に出演させて実力アップを図っていく方針になったそうです。その“第1号”が、佐久間アナということのようですよ」(前同)

 報道の宮司アナ、情報・バラエティで活躍が期待される井上アナ、そして“将来のエース”の大きな期待がかかる佐久間アナ。フジ上層部がチョイスした3人には、多くの納得の声が寄せられそうだが、フジテレビはなぜこれまで、高いタレント性を持つ女子アナを取り揃えておきながら「カトパンの後継者」を決められなかったのか。その裏には、2021年に起きた“事件”が関係しているという。

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