■“ステマ騒動”で三田アナにも大ダメージが……

 フジテレビの複数の女性アナウンサーが、美容室から無償でサービスを受ける代わりに、自身の写真を美容室の宣伝のために使わせたり、SNSで来店したことをつぶやいていたことが“ステマ”にあたるのではないかという記事が、2021年4月の『週刊文春』(文藝春秋)に掲載された。

 この“ステマ騒動”が起きたことで、「カトパンの後継者」争いは、混迷を極めることになったというのだ。

「この騒動の影響もあったのか、報道で名前が上がった、『めざましどようび』に史上最年少でメインキャスター就任を果たした“エース候補”だった久慈暁子アナ(27)は22年4月末をもってフジを退社。また、当時のアナウンス室・部長を務めていた野島卓アナ(55)は、今春の早期退職者制度を利用してフジを去ることになりました。野島アナは部長としてステマ騒動の火消しに動いたのですが、その対応がまずかったと評価されてしまい、騒動後は部長職を降りていましたね……。

 加えて、一部報道でステマ騒動の“リーク犯”ではと疑いをかけられていた久代萌美アナ(32)も、他部署に飛ばされた後に退社するなど、騒動に関わったとされる3人もの人間が局を辞める事態にまで発展したんです。

 ただ、実はこのステマ騒動は、いまだにくすぶっているといいます。この一連の騒動によって、最も割を食らいそうなのが、夜の情報番組『FNN Live News α』や日曜日の情報番組『Mr.サンデー』のMCとして活躍している三田友梨佳アナ(34)だと言われています」(前出の制作会社関係者)

 三田アナは、ステマ騒動の関係者として報じられた後に、自身のインスタグラムを通じて事態の経緯を説明。「私は中学生の頃から同じ美容室に通っており、代金はいつもお支払いしてきました」と、美容室からの無料サービスを否定しつつも、「フジテレビアナウンサーとして自身の写真が掲載されたことは事実であり、ニュースに携わる人間として認識が甘かった」という、謝罪の言葉を述べている。

「三田アナは他の女子アナたちが通っていた美容室には行っていなかったんです。周囲からのやっかみに巻き込まれたというか、ほぼ被害者と言えそうな感じなのですが、自身で語ったように他のステマ騒動に関与した女子アナと同じように見えてしまったことが、大きなダメージとなっています。

 フジ上層部は、いまだ1年前のステマ騒動を重大なことと捉えていて、巻き込まれてしまったような形の三田アナに対しても、厳しい目があるといいます。その辺が影響しているのでしょう、数年前まで三田アナには、“将来の報道のエース”、そして、いずれは安藤優子さん(63)のようなキャスターに、という大きな期待がかかっていたのですが、その期待は宮司アナへと移ってしまったようです」(前同)

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