広瀬アリス主演『恋マジ』SixTONES・松村北斗が演じる長峰が見せた寂しさと愛しさ、すれ違いを経て動き出す恋模様の画像
※画像はフジテレビ『恋なんて、本気でやってどうするの?』公式ホームページより

 広瀬アリス(27)主演のドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?」(フジテレビ系)は、恋に本気になれない男女6人の恋愛模様を描く群像ラブストーリー。2話から3話にかけて、登場する人物それぞれが抱えている悩みや苦しみが具体的になってきたことで、恋愛観の違いから生じる感情のずれに共感したり、相手を思いやり寄り添う優しさに温かい気持になった。

■長峰は誰にでも優しくて寂しく笑う人

 一見、女性なら誰でもよさそうな長峰(松村北斗/26)だが、相手の気持ちを先回りして無理をさせない優しい人だった。純(広瀬アリス)が部屋に飛び込んできた時も、純を受け入れつつ体を重ねることはしなかった。

 シャワーを浴びながらどうすべきか考えていたのだろう、仕事を理由にやんわりと断り、ベッドを貸してあげる優しさに心惹かれてしまう。長峰は、穏やかなつきあいをしたいタイプなのだろう、相手が幸せだったら自分も幸せだと思える人だ。

 たとえ自分が悲しい想いをしても、相手には見せずに感情を潰して悲しみや苦しみをしまって微笑むような、寂しくて愛しい人に見える。こういう人が本気を出したら、ものすごいパワーを発揮するから侮れないのだが……。

 それは、常連客のひな子(小野花梨/23)ではなさそうだ。甘い声で体を寄せてきても、本命の男とうまくいっていると聞けば心も体も動かない。それでもほほ笑みながらコーヒーを淹れてくれる優しさは、ひな子にとっては心の支えであり便利な男だ。それを分かってつきあう長峰もまた、本気になれない感情を持て余しているように見えた。

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