■柴咲コウ×高橋一生の『インビジブル』にある“酷似”指摘

 7月から放送される永野芽郁の主演ドラマ『ユニコーンに乗って』に「映画『マイ・インターン』に似すぎ」指摘の声が上がるなか、今クールに放送されている連続ドラマでも、同様な指摘がされている。TBS系で金曜日夜10時から放送されている『インビジブル』だ。

 同ドラマでは、犯罪コンシェルジュのキリコを演じる柴咲コウ(40)と、熱血刑事の志村を演じる高橋一生(41)の好演が評価されているものの、放送前から設定が人気海外ドラマ『ブラックリスト』によく似ている、という指摘が続出していた。

「柴咲さんと高橋さんは、2017年度NHK大河ドラマおんな城主直虎』で名コンビの主従関係を演じており、放送前から『インビジブル』への期待も高まっていました。そんな伝説の大河のコンビの作品なのに、現状、『インビジブル』は視聴率的に大惨敗を喫しているんです」(前出の制作会社関係者)

『ブラックリスト』とは、2013年から現在まで、シーズン8まで制作されているアメリカの人気ドラマ。天才的な「犯罪コンシェルジュ」という肩書きの男、レイモンド・レディントンが、免責を条件にFBIに自首し、自らが作成したブラックリスト(ドラマ内では犯罪者のリストという意味で使用)を元に捜査に協力を申し出る。そして、そのパートナーとして、新人捜査官のエリザベス・キーンが選ばれて活躍する――というのが、大まかなあらすじだ。

「犯罪者側から捜査官を指名する展開、“犯罪コーディネーター”と“犯罪コンシェルジュ”という設定や、警察が知らない犯罪者リスト、“クリミナルズ”と“ブラックリスト”の存在など、根本的な設定が酷似している、と言われても仕方ないですよね。

 第5話の放送が終わった今でも、犯罪コーディネーターのキリコが刑事の志村に助言、それを糸口に事件を解決するというフォーマットは変わらず。そして、『ブラックリスト』ではレイモンドが本物の犯罪コンシェルジュではなく、“レイモンド”ですらない別人なのでは、という疑念が浮上するエピソードがあるのですが、『インビジブル』でも柴咲演じるキリコが本物の犯罪コーディネーター、“インビジブル”ではないのでは……と取れる描写もあるんです」(前同)

 ドラマ視聴者からは、「インビジブル、ブラックリストに戻してきた感じか」「キリコさんがインビジブルじゃないのは先週からなんとなくわかってて、キリコさんの父親とかかなぁと想像してたけど…完全にブラックリストパターン」といった指摘が数多く、SNSに投稿されている。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5