■日テレからチャンネルを変えさせない大人気番組

 実は、木曜夜8時から放送されている、ナインティナインが司会を務める人気番組『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)のコア層からの人気がすさまじいというのだ。

「5月12日放送回では、『ぐるナイ』の世帯視聴率は10.1%だったんですが、コア視聴率が5.7%という超高水準です。そこからチャンネルを変えずにそのまま『ケンミンSHOW』を見ている人が多くいるのでしょう、だからこそ世帯・コア共に同番組に視聴者の支持が定着していると言えそうです。

 そして『ぐるナイ』は関東ローカル時代を含めれば、1994年から28年続くレジェンド番組。この超人気番組の牙城を崩すのは、一筋縄ではいかないことでしょうね」(前出の民放キー局関係者)

「テレ朝木9時」枠ドラマは、他局の人気バラエティ番組と戦いながら、テレ朝ドラマの改革も担うという“超高難度ミッション”が課せられ、視聴率が低迷していると考えられる。

『未来への~』が放送終了後、7月から「テレ朝木9時」枠で放送開始予定のドラマが、竹内涼真(29)主演の、韓国の大人気ドラマ『梨泰院クラス』の日本版リメイク『六本木クラス』だ。

「世界的なヒット作となった『梨泰院クラス』を日本版リメイクということで、かなり注目が集まってはいますが、放送枠の木曜夜9時のテレビ朝日は、枠として最悪、状況はかなり良くない言えるでしょうね。

 そんな『六本木クラス』では、大衆演劇のプリンスとして鳴らした早乙女太一さん(30)の出演が発表され、まだ未発表ですが香川照之さん(56)も竹内演じる主人公の因縁の相手を演じると言われており、シニア層にも響くような構成を目指していることは明らかです。同時に、同作には、元欅坂46平手友梨奈さん(20)や新木優子さん(28)、鈴鹿央士さん(22)など若者からの支持が望めるキャストも出演することが明らかになっています。

 今回、木村さんのドラマ『未来への~』でやろうとしたことが『六本木クラス』でも行なわれようとしているわけで、果たしてその結果はどうなるのか……」(前同)

 木村主演ドラマ初の1桁視聴率に加え、“打ち切り”報道も出た『未来への10カウント』。竹内主演の『六本木クラス』は、その二の舞にはならず、キムタクでもなしえなかった困難ミッションをクリアできるだろうか――。

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