■「大河ドラマコンビ」が大活躍だった

 これに公式も便乗し、5月25日に行われた舞台あいさつでは斎藤、長澤、西島秀俊、有岡大貴Hey!Say!JUMP/31)、早見あかり(27)、樋口監督、山本らの「私の好きな言葉です」を思い思いに発表する場面もあった。

 ちなみに、この舞台あいさつでは

山本「気を付けたのは、余計な動きをしないこと。人間のように手を動かしたり息を吸ったりはなるべくやらなかった」

斉藤「僕のほうはフィギュアっぽいというか。肉体をコントロールできていない神永と、耕史さんのメフィラス。地球の者ではない2人に違いがあるというのが衝撃でした」

 と、同じ“外星人”でも演技プランが違っていたことを明かしている。

「また、長澤さん絶大なインパクトを与えました。“メフィラスが登場する”という予告の時点で予想していたファンも多かったですが、中盤に長澤さんは巨大化して銀座に登場するインパクト抜群のシーンがあるんです。

 この場面は、66年の初代ウルトラマンでフジ隊員(桜井浩子)がメフィラス星人により巨大化した場面のオマージュですが、驚くべきことに当時とまったく同じ千代田区丸の内のビル群だった。街路樹が増えていたのが撮影的に大変だった、と樋口監督は舞台あいさつで話していました。このシーンは感情ゼロで“無”の顔をしている長澤さんの演技がやはり絶妙でしたね」

 長澤によると「撮影はグリーンバックで、1人で地味に撮影していました。『もうちょっと足を上げて』『ひじを上に』とか『木のようにまっすぐ倒れて』って……それが痛くて。下にクッションがありましたが大変でした」ということだ。

「詳細は伏せますが“電動丸ノコ片手にドアを蹴破る”という、実にワイルドでカッコイイ場面もありました。男女それぞれMVPと呼べる山本さんと長澤さんは、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で“主役の北条義時小栗旬)の頼りになる友人の三浦義村”と“ナレーター”として存在感を発揮しているので、『シン・ウルトラマン』を機に、こちらもさらに盛り上がるかもしれませんね」

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