■このまま死んだら歌子は不憫すぎる!
前出のテレビ誌編集者はこう話す。
「しかし、もし本当に歌子が近々逝去して、ドラマから退場するのだとすれば、視聴者は怒りの声を上げ、ネットはさらに炎上すると考えられます。なぜなら、歌子が報われるような、彼女にとって良いことがほぼないまま一生を終えることになってしまうからです」
第8週で、歌子は歌手発掘オーディション中に発熱で倒れてしまい、自宅で失格になったと知ったときに涙を流し、姉と違って「私は何も成し遂げていない」と嘆く。
さらに、幼少期から抱いている前田公輝(31)演じる幼なじみの豆腐屋・砂川智への淡い恋も、智が暢子を好きであるために、ずっと叶わぬものとなっている。
そんななか、細田善彦演じる会社の同僚・花城との新たな恋の予感が描かれているのだが、それも成就せずに亡くなるとすれば、あまりにも可哀相、悲惨とも言える歌子の人生の終焉となってしまうーー。
「透明感のある素晴らしい歌声を持つ歌子は、アイドルオーディションへの挑戦シーンからも伝わってくるように、今後も彼女の歌が活かされる展開、なんなら物語のカギを握るのは歌子の歌なのでは、と思わせるような描かれ方をしています。
今後の伏線となっているのでは、という描かれ方なのに、もしこのまま亡くなってしまって伏線が回収されない、もしくは“天国にいる歌子が歌っている”といった展開だとすれば、あまりにも歌子が不憫で……今まで以上にネットには罵詈雑言が飛び交い、大荒れとなってしまうのではないでしょうか」(前出のテレビ誌編集者)
『ちむどんどん』に漂うさらなる大荒れの気配。視聴者の心も癒す上白石演じる歌子の美しい歌声を、今後ももっともっと聴きたいのだが――本当に退場してしまう!?