人気お笑いコンビ・博多華丸・大吉がMCを務める情報番組、NHK『あさイチ』で“異常事態”が起こっている――。
同番組はNHK連続テレビ小説の放送直後に始まるため、朝ドラの内容を踏まえてMCがコメントを言う「朝ドラ受け」が通例となっている。しかし、黒島結菜(25)主演の連続テレビ小説『ちむどんどん』が始まってから、朝ドラ受けでの博多華丸(52)と博多大吉(51)のイライラぶりが“放送事故寸前”までに高まっているのだ。
「朝ドラ受けは、かつて『あさイチ』のMCを務めていた元V6の井ノ原快彦さん(46)と有働由美子アナ(53)の自然な会話から始まったもので、それが恒例化していったもの。MCが博多華丸・大吉に代わってもそれは続いたのですが、近年はやや形式的な感じも漂っていました。朝ドラを受けて“これからどうなるんでしょうね““今後が気になりますよね”と言う程度だった印象です。
ですが、現在放送中の『ちむどんどん』はこれまでの作品と全く違うんです。博多華丸・大吉のふたりが、同ドラマに対して本気で怒っている、相当思うところがあるようなんです。6月22日放送の第53話の直後の『あさイチ』では、朝ドラ受けでなんと1分以上も華丸さんは怒っていました」(テレビ誌編集者)
博多華丸・大吉のふたりは、4月11日の『ちむどんどん』の開始以来、厳しい朝ドラ受けを行なってきた。それはもはや、朝ドラ受けではなく“苦言”。特に黒島演じるヒロインの暢子と竜星涼(29)演じる兄・賢秀へ投げかける言葉は「ガチンコ注意」とも言えるものだ。ここで、頑張り屋ながら天然で超鈍感な主人公・暢子と、度が過ぎたトラブルメーカー・賢秀のタッグと、博多華丸・大吉による5つのバトルを振り返ってみたい。
6月22日放送回の『ちむどんどん』では、暢子は料理長代理としての仕事に四苦八苦。そこで兄・賢秀にアドバイスを求めると、「謝ったら負けやんどー。何があっても謝らない。お礼も言わない。けんか上等ヤサ。暢子は、なめられてるわけ」と言われる。
それを鵜吞みにした暢子は職場でトラブルが起きても謝らず、大きな態度を取り続けたために総スカンを食らう。そして、翌朝は暢子が寝坊して遅刻したところで話が終わった。
『あさイチ』が始まると、まず大吉が「謝らないと進まないでしょー。寝坊か、まいりましたね」とポツリ。すでにヒートアップしていた華丸は「だいたいなんでニーニーの言うこと聞くのぉ!? 意味が分からん」と首をかしげて怒りをあらわにしており、大吉は「きょうだい愛?」とつぶやくが、華丸の怒りはさらに過熱。「逆ならいいよ。ニーニーの逆やったら成功する。謝らなかったら……謝らなかったら勝ちはないでしょう。謝ったら負け……」と、暢子と賢秀に対して激怒――。
すでにここまでに約1分が経過しており、大吉が「もうそろそろ行っていいですか」と言って進行したのだが、そうでなければまだまだ続いていた、“放送事故級”の怒りの朝ドラ受けだった。