■暢子は「出汁をきかせてるわけ」と話したのに、料理監修は「暢子は使っていません」

 視聴者からは、『ちむどんどん』の沖縄てんぷら弁当に対して「本土の天ぷらはご飯の上に乗せての感覚でしょうけれども、沖縄てんぷらはおかずと言うよりオヤツです。買った天ぷらにソースぶっかけてコーラと共に食すのが本来の沖縄てんぷら」「沖縄の天ぷらは衣厚めだけど、あんな風にご飯の上に乗せたお弁当なんて見た事ない!沖縄の天ぷらはオヤツとおかずの中間くらいの存在」と、本来沖縄てんぷらはおやつとして食べるものだ、というツッコミが多くSNS上に寄せられていた。

 実際に、沖縄出身の月刊誌編集者は沖縄てんぷらについてこう話す。

「沖縄のてんぷらはおやつ扱いですね。関西でいうたこ焼きのような、軽食にもなるおやつといった食べ物です。学生が放課後や部活終わりに小腹を満たしたりするもので、お弁当におかずとして入れるのはあまり聞かないし、白いご飯の上にドンとてんぷらがのっているのもピンと来ない。地域や家庭によって違いはあるので“絶対にない”とは言い切れないですが、自分はそうしたお弁当を見たことないです。暢子作の弁当を食べたいか? いや、あれはちょっと……」

 7月13日にスポーツニッポンが配信した『ちむどんどん』の料理監修担当へのインタビューでは、「沖縄では衣にだしを使うこともありますが、暢子は使っていません」と沖縄てんぷらへのこだわりをが明かされていた。しかし、ドラマ内で暢子は沖縄てんぷらについて「衣を分厚くして、出汁をきかせてるわけ」と説明していて、そのまま受け取れば矛盾があるようだが……。

 このインタビューを受けて、視聴者からは「セリフと辻褄合わなくなってるじゃん」「素朴なのが好きなのはわかったから、それは自然派雑誌ででもやっていただいて、テレビドラマなので、もっとわかりやすく頼む」と、厳しい意見がSNSに多く寄せられてしまう結果となってしまった。

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