■大野の資産を運用したアパート賃貸業

 2021年12月の『週刊文春』(文藝春秋)が大野の“副業疑惑”を報じた。

 大野には10億円近い蓄えがあり、その運用を親友でビジネスパートナーのA氏に任せているという。A氏は制作会社の取締役で大野とはAD時代から飲み仲間として親交を深めてきたとされる。

 大野はA氏を代表者に立てて複数の会社を設立。4~5年ほど前から都内の土地を購入し、不動産事業を展開していたと記事では伝えている。登記簿上の代表者はA氏だが、本店所在地は大野の自宅に置かれているようだ。

「大野とA氏は豊島区、中野区、荒川区などに土地を購入。西武線沿線や小田急線沿線などにアパートを保有し、貸し出しているようです。そして、『女性自身』の記事通りであれば、アパートに続いてイタリア料理店のオーナーにも就任するということですよね。

『週刊文春』で不動産ビジネスを報じられても、ジャニーズ事務所はスルー。それはA氏を代表に立てていて大野は表向きはビジネスに関わっていないという形にしているからなのかもしれません。今回も共同出資だからということでスルーするのか……。ただ、滝沢秀明副社長(40)に副業疑惑が報じられた際には、しっかりと対応していましたからね」(前同)

■タッキー副社長&男闘呼組・岡本健一にも噴出した“副業疑惑”

 滝沢氏が芸能活動引退前の2018年8月、ドバイの大富豪がバックアップするアメリカのミネラルウォーターブランドの輸入販売元と「P社」の取締役に就いたと2021年4月の『週刊文春』が報じた。

 ジャニーズ事務所は同誌の取材に対して、事実と認めたうえで副業として報酬を受け取った事実はないと回答。その後、ほどなくして滝沢氏は取締役を辞任している。

 7月16日放送の『音楽の日』(TBS系)で約29年ぶりに復活を遂げて話題を呼んだ男闘呼組岡本健一(53)も、2021年1月の『週刊女性』(主婦と生活社)に副業疑惑が報じられた。

 2020年9月、岡本は都内の塗装会社「O」の代表取締役に就任。同社はもともと岡本の父が経営したものの岡本が代わって社長に就任したとされる。

『週刊女性』の問い合わせに、ジャニーズ事務所は「ご質問の会社に関して、当社は以前から報告を受けておりますところ、副業にはあたらないと判断いたしております」と回答。岡本に処分は下されなかったものの、2021年10月いっぱいでジャニーズ事務所との専属契約を終了し、同年11月からは新たにエージェント契約となっている。

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