King & Princeの永瀬廉(23)主演の『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(日本テレビ系)がスタートした。名だたる戦国武将のクローンが15歳の高校生になって名門不良高校に集結し、学園の天下統一を目指して争い合うドラマだ。第2話はテッペンを取るため、先手を打って優位に立とうと動いた豊臣秀吉(西畑大吾/25)の成長物語だった。
■あざとくてかわいい秀吉・西畑大吾の戦い方とは
秀吉は、とくかくあざとくてかわいらしい。クラスメイトのみやび(山田杏奈/21)にちょっかいを出しているときは、笑顔いっぱいで距離を縮めてくるなど、表情が豊かでオーバーアクションなのがとにかくかわいい。
だが、武将の血を引くからだろう、旗印戦には興味があったようだ。旗印戦は、銀杏高校で一番強い人物を決める戦いなのだが、喧嘩の強さとは一切関係のない、お茶や将棋といった自分の得意分野で勝利を収めた。腕利きのエリート集団である特進クラスに、唯一、普通の中学から入学できたのも、その頭脳の使い方に長けていたからだろう。
今回の旗印戦も優位に進めたかったようだが、横やりが入ってしまう。武勇にすぐれ虎を退治したという伝説の武将、加藤清正(須賀健太/27)が秀吉に旗印を出したのだ。卑怯と言われようと意にも介さず、ずる賢く生きてきた秀吉が喧嘩で勝つのは難しい。しかし、そんな心配をよそに、喧嘩の強いクラスメイトを味方に付けていた。まさに人たらしの天才、恐るべし秀吉なのだ。