■ハマッてきた竹内涼真の演技

 バチバチの三角関係だけでなく、今回のもうひとつの見どころは、ファンドマネージャー・桐野雄大(矢本悠馬/31)の登場だ。桐野は長屋龍河(早乙女太一/30)にイジメられていた生徒で、新の父の保険金を運用して、龍河の父・茂(香川照之/56)が経営する「長屋」の株に投資していたという。

 また、新は、茂と一緒に「長屋」を創立した相川伊之助の一人娘で大株主でもある、専務の相川京子(稲森いずみ/50)に、「長屋を継ぐのは専務しかいない」と訴え、彼女が出した“会長を「二代目みやべ」で食事させる”という条件をクリア。さらに、長屋の株を合計で8億円分買って相川の信頼を勝ち取り、手を組むことに。

 視聴者のツイッター上での反響は、「新が仲間に見せる顔と、長屋親子に見せる顔は全然違うし、今回はビジネスパートナーに見せるいけ好かない感じも出てきた。情に熱いスーパー天然人たらしなのに、敵にはとことん敵意を向ける新がカッコよすぎるし、本当に凄い演じ分けだ」などと、竹内の演技が好評。

 また、「これまで自信に満ちていた葵が見せた、新に対する切ない表情にグッときた。大好きな人の気持ちだけは、思い通りにはならない。でも、だからといって諦めない。こんな健気で一途な葵ちゃんにますます魅了されていくんだろうな」など、葵の心情の変化を繊細に演じる、平手への評価も高かった。

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