■まだある!間違いだらけの健康習慣10
サウナ後すぐの水風呂「血管が一気に収縮するので、血圧が急上昇し、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まります」(内科医)
うがい薬の使い過ぎ「常在菌をほどよく残すため、塩水や殺菌作用のあるお茶でうがいをするほうがいい。喉の菌のバランスを崩さない感染予防として、より効果が期待できます」(秋津氏)
熱い風呂に長く入る「ヒートショックの危険もあるので、熱い風呂なら首までつかるのは5分程度にし、あとは半身浴にするなど工夫が必要。入浴前後の水分補給も大切です」(清藤氏)
サプリメントに頼り過ぎる「サプリは、基本的に不足している栄養素を補うためのもの。何種類も飲むよりも、日々の食事で必要な栄養素をとる努力をしたほうが体にはいいです」(栄養士)
フルーツジュースの多飲「オレンジ100%ジュース1杯を作るのに、約6個分が必要といわれますが、朝からオレンジ6個は多過ぎです。カロリー、果糖のとり過ぎに注意が必要です」(秋津氏)
15時以降に昼寝をする「13~15時の間に15~30分程度の昼寝がベスト。それより遅いと夜の眠りに影響が」(清藤氏)
息を止めてのストレッチ「吐きながらやらないと、筋肉が緩まないのでストレッチ効果が期待できません。特に高齢者の場合、息を止めると肺や心臓にも負担がかかるので要注意です」(清藤氏)
舌を毎日磨く「舌の上につく細菌は、口臭などの原因にもなる。白くなったら、柔らかい毛先の歯ブラシで磨くといいです。ただ、頻繁に磨くと舌を傷つけてしまいます」(齋藤氏)
傷口に消毒液をかける「自然治癒力を生かすため、消毒液は不要。水洗いした後、乾燥を防ぐ湿潤療法がいい」(内科医)
歯槽膿漏なので軽く磨く「出血を気にする方がいますが、歯槽膿漏なら、むしろ歯茎をブラッシングして血を出したほうがいい。歯と歯肉の間にあるポケットを、よく磨きましょう」(齋藤氏)