■石原軍団は豪快な話に枚挙にいとまがない

 そんな勝と、よく一緒に飲んでいたのが石原裕次郎

「石原軍団といえば、石和温泉で毎年、芸能界やメディア関係者が一堂に集う新年会が恒例。帯のついた札束を持った事務所の幹部が次々と、お年玉を配るんです。そこにいる人全員にね」(前出の芸能記者)

 大規模な炊き出しなど、豪快な話に枚挙にいとまがないが、その素顔は。

舘ひろしは『まず怒ることがないし、他人の悪口も絶対に言わない。酒席で誰かが陰口を叩くと“その話やめようや”と制していた』と語っています」(前同)

 俳優の岡崎二朗氏も続ける。

「ホステスの出身地を、よく覚えているんです。ママから指名を聞かれると、“小樽の女”とか“沖縄の女”というようにね。繊細な一面があるんです」

■梅宮辰夫は「ホステス専門」

 ホステス遊びでは、梅宮辰夫も忘れてはいけない。本誌のインタビューで「俺はホステス専門」と証言している。それだけに梅宮が銀座に飲みに行くと……。

「梅宮のそばから、ずっと離れないんです。今日こそ“私が梅宮さんにお持ち帰りされたい”とばかりにね」(前同)

■一晩で2000万円!

 一方、松方弘樹も若かりし頃は銀座で豪遊。一晩で2000万円を使った伝説もある。

「共演者やスタッフを連れて、毎日のように飲み歩いて、最後に全部払う。高級ブランデーを1人1本ずつ用意させ、それを、なみなみとグラスに注いでストレートで飲むのが普通」(前出の銀座の元クラブママ)

 そんな松方にライバル心を燃やしていたのが、元プロ野球選手の張本勲氏だ。

 かつて本誌の取材で、「銀座は男のオアシス」「(女を落とす確率は)打率より高い」などと豪語。さらには「松方弘樹は800人を斬っているというけど(中略)顔じゃ負けるけど、遊びと内容じゃ負けない。800人どころじゃない」とまで言ってのけている。

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