■坂東彌十郎『鎌倉殿』退場場面では圧巻の名演技! 早くも新ドラマで“悪役”が待っている

「父が世を去るとき、私はそばにいられません。父の手を握ってやることもできません」「お恨み申し上げます」と、無念の涙を流す義時。その姿を見て時政は、外で「ジャッジャッ」と鳴いている鳥の鳴き声について「あれはウグイスだ」と語り、

「ホーホケキョだと思ってるだろ。違うんだ、オスがメスを口説くときに鳴くんだ。普段は、ジャッジャジャジャッ」

 と教える……という視聴者に解釈を委ねる名シーンが描かれた。

 10月4日発売の『女性自身』(光文社)には、彌十郎の独占インタビュー記事が掲載。

《そんな苦労(※現場のコロナ対策)のかいあって、ドラマは大好評。歌舞伎界の役者仲間にもファンが多いそうだ。

「時政のダークな面が現れると、歌舞伎座の楽屋ですれ違う俳優さんたちに『なんですか、昨晩の時政は!』と怒られたり(笑)」》

 とつづられており、大河ドラマが梨園の世界でも好評なこと、『鎌倉殿』の現場では「父の日、おめでとうございまーす!」と小栗、小池栄子(41)、宮澤エマ(33)ら“北条家の子どもたち”からサプライズで赤ワインをプレゼントされたことなどを語っていた。

「大ベテランながら腰が低くて礼儀正しい、素晴らしい役者さんですよね。だから現場でも好かれていたんでしょうね。“映像に不慣れ”と話す彌十郎さんですが、この時政が本当にハマリ役だったこともあってか、早くも次のドラマも決定しています。しかも、今度は“ダーティな黒幕”を演じると注目を集めているんですよ」(テレビ誌編集者)

 10月21日からスタート予定のKing&Prince平野紫耀(25)が主演の連続ドラマ『クロサギ』(TBS系)に、彌十郎は主人公の最大の敵で父親の仇である大物詐欺師・御木本を演じる。彌十郎は、《現場の皆さんのお力を借りながら、とことん憎まれ続けていけるようにしっかりと勤め上げたいと思っています》としている。

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