NHK大河『鎌倉殿の13人』で「涙の島流し」坂東彌十郎は平野紫耀主演TBS『クロサギ』でも「黒幕」ポジションを奪取！テレビ朝日『六本木クラス』“土下座ナシ”追放の香川照之と“入れ替わった”「2人の梨園」!

■香川と彌十郎の「深い縁」

　ちなみに１０月５日の『ＮＥＷＳポストセブン』によると、香川は「土下座シーン」のみ頑なに断り続けており、

「俳優としてこれ以上、土下座のイメージがつくのが嫌だった」

「セクハラ騒動で各方面に謝罪した直後だったため、ドラマに現実のスキャンダルが連想されるリスクがある」

　という理由があったのではないかとささやかれているという。

「それにしても、香川さんの後釜に収まりそうなのが彌十郎さんというのは、経歴を考えると何とも皮肉ですね。彌十郎さんは二代目市川猿翁（当時は三代目市川猿之助）……つまり香川さんの父親の門下で歌舞伎を学んでいたんです」（前出のテレビ誌編集者）

　歌舞伎役者を志した彌十郎は、八世三津五郎一門に入門し１９７３年に初舞台に上がるも、三津五郎が亡くなり、門を移るもわずか２か月で十四世勘彌も急逝。後ろ盾を失っていたところで拾ってくれたのが、父親の坂東好太郎が生前に彌十郎を託した猿之助だった。

《昭和５６年、父・好太郎は亡くなる前に猿翁に直々に電話をし、彌十郎さんの面倒を頼み、猿翁は快く引き受けてくれた。猿翁という人は、家柄にこだわらず多くの才能ある若い人の面倒をよく見、そして育てたそのうちのひとりが彌十郎さんなのである》（２０１７年『オトナが語る大人未来のメディアサイト』のインタビューより）

　深いつながりある香川と彌十郎。２０２２年の後半は、２人の明暗が際立つ年になってしまったようだ――。

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