10月8日、コント日本一決定戦『キングオブコント 2022』(TBS系、以下KOC)の決勝戦が開催される。ファイナリストには、いぬ、かが屋、クロコップ、コットン、最高の人間、ニッポンの社長、ネルソンズ、ビスケットブラザーズ、や団、ロングコートダディの10組が残っている。
「かが屋、ネルソンズといった実績も知名度もすでにあるグループや、2021年の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)のファイナリストだったロングコートダディがいたりと、今回も誰が優勝するのか予想が難しいですよね。
昨年に続き、審査員はダウンタウンの松本人志(60)、東京03の飯塚悟志(49)、バイきんぐの小峠英二(46)、ロバートの秋山竜次(44)、かまいたちの山内健司(41)の5名が務めることになります」(夕刊紙記者)
昨年、優勝を飾ったのは空気階段の2人。圧巻の優勝劇を見せた2人は以降、バラエティ番組に引っ張りだことなり、一気に人気コンビへの仲間入りを果たした。果たして今年、そのポジションを得るのは誰なのか――。
今回、本サイト『日刊大衆』では、『 THEMANZAI 2014』、『M-1グランプリ2015』で決勝の舞台に立ったお笑いコンビ、馬鹿よ貴方はの新道竜巳氏(45)に『キングオブコント 2022』の優勝候補とディープな分析を語ってもらった。新道氏は、お笑い芸人として活動する傍らで「お笑いマニア」として賞レースの解説を行なっている。
■ピン芸人・吉住と岡野陽一の即席ユニットが高評価
KOCの関東地区の準決勝、準々決勝を観戦した新道氏だが、準決勝で爆笑をさらっていたのは、最高の人間だったという。同コンビは、ピン芸人の吉住(32)と、元お笑いコンビ・巨匠で同じくピン芸人の岡野陽一(40)によって結成された即席ユニットだ。
「準決勝を終えて抜群に評価が高いのが、最高の人間ですね。ただ、予選でトップ級に“面白い”と言われても、決勝で同じように評価されるかは分からないんです
ネタバレになるので詳しく話せないのですが、彼らはネタ中の演出として今までにあまり見たことがない、イジリ要素も含む斬新な小道具を使っていました。“それを持ってくるか!”という驚きもあって、そこが観客にウケていた点でもあった。意表をつきながらも、台本もちゃんと面白くてすごかったですね。
ただ、審査委員長を務める松本さんから、ネタに対して苦言を呈される可能性もあるのではないか、と思われますね」(新道氏=以下同)