■「和田義盛そっくり」演者・横田の“天然キャラ”

 10月7日、『鎌倉殿の13人』で第三代将軍の源実朝を演じる俳優・柿澤勇人(34)が、情報番組『あさイチ』(NHK系)に生出演し、そこで撮影秘話を披露。和田義盛を演じる俳優・横田栄司の天然エピソードを語った。

「柿澤さんが『鎌倉殿』にクランクインしたのは、和田義盛の家で、しし鍋を食べるシーンだったのですが、その撮影後に、横田さんの天然が炸裂したとのこと。

 横田さんは、柿澤さんに“勇人は、今日クランクインだよな。そわそわするよな、緊張するよな”と、優しく言葉を掛けたそうで、それに対し柿澤さんは、“そうなんですよ。でもちょっと最初のシーンやれたのでホッとしてます”と、返答。すると、横田さんは、“え?他のシーンとかけっこう撮ってんの?”と、言ったそうで、柿澤さんは、“だから(横田)栄司さん、さっきクランクインしたじゃん、僕。迎えてくれたでしょ?”と、ツッコミを入れたというエピソードを明かしました。

 この話を聞いて、番組進行の鈴木奈穂子アナウンサー(40)は、“ほんとに(横田さんは)和田義盛ぽい”と、笑っていましたね」(前出の専門紙記者)

 演者の横田と共に、多くの視聴者から愛されている和田義盛というキャラクターだが、残念ながら、ドラマから退場する日はもうすぐだ。

「10月16日に放送予定の第39話“穏やかな一日”のあとに、義盛の最期となる“和田合戦”へと話が移行します。史実によれば、北条義時が2代執権となってから、有力な御家人であった義盛を何度も挑発する行動に出て、両者の対立が先鋭化。その結果、義盛は最終的に挙兵を決意したそうで、“上(将軍家)には何の恨みもございません。相州(義時)のあまりの傍若無人に我慢ならず、仔細を質すべく、出向こうとしているのです”と、挙兵の前に将軍・源実朝に手紙を送ったとも言われています。

 しかし、義盛は最も頼りにしていた三浦義村(山本耕史)に裏切られてしまい、謀反が義時に発覚。1213年5月2日から3日まで鎌倉で奮戦しつづけたものの、追い詰められ、最後は討ち死に。享年67だったと伝わっています」(歴史ライター)

 人気だった北条時政の退場から、10月9日のトークショーを挟み、再び激動のドラマを見せる『鎌倉殿の13人』。見ごたえがある一方で、とにかく視聴者の感情が揺さぶられることになりそうだ――。

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