■橋本環奈は数字を持っている? 大泉洋もコンセプトも……

「ただ、橋本さんについては、若年層を狙うには少々怪しいところもありますね……。

 橋本さんは2017年の『銀魂』に出演してから福田雄一監督作品に欠かせないコメディエンヌとして活躍している一方で、今年8月19日公開の『バイオレンスアクション』が全国週末興行成績ランキングで初登場9位(興行通信社調べ)止まりだったり、今春に上演した上白石萌音さん(24)とのWキャスト主演舞台『千と千尋の神隠し』でも、舞台経験が豊富な上白石さんに比べると演技力の差が目立つという声が多くあったり、SNSの数字ほど本当に人気があるのか、正しく実力が評価されているのか、という部分では不透明なところがあります。

 大手のCMなどにも起用されていて、現在の若手女優のトップクラスにいるのは間違いないですが、どこまで訴求力があるのか……。

 くわえて、大泉さんについても、17~20年に4年連続で総合司会を務め、高い評価を得ていたウッチャンナンチャン内村光良さん(58)と比べて、ギャグがスベリ気味だったり、MC技術が微妙な部分があったり、“ウッチャンの方がよかった”という声も、昨年の『紅白』の際にはかなりありましたよね」(前出のワイドショー関係者)

 また、司会は若年層を意識しているにもかかわらず、どうやら出場者はそうはならない感じなのだ。9月13日の『東スポWEB』によると、今年の『紅白』は、工藤静香(52)を筆頭にデビュー40周年の中森明菜(57)、同じく40周年の松本伊代(57)や小泉今日子(56)、常連の松田聖子(60)などなど80年代アイドルの集結を狙っている、と報じられている。

「司会と出場候補歌手の狙い傾向が明らかにズレていて、コンセプトにブレが感じられるんですよね。“若年層と50~60代の視聴層を両方意識した”と言えば聞こえはいいものの、二兎を追う者は一兎をも得ず、と言いますからね……。

 それに、80年代アイドルについては、一番のセールスポイントになりそうな“中森明菜、堂々の復活!”というのが、現実はかなり厳しいのが大きな不安材料です」(前同)

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