日テレ『笑点』、三遊亭円楽さんの後任「超難航」の裏側!「若返り計画も若手NG」のワケと浮上する「滝沢カレンの元相方」!!の画像
三遊亭円楽さん

 9月30日に三遊亭円楽さん(享年72)がこの世を去ってから、もうすぐ1か月――。

「円楽さんは落語界的にも、テレビ的にも大きな存在でしたよね。偉大な落語家を失った今、日本テレビが頭を悩ませているのは、“三遊亭楽太郎”だった1977年から40年間、円楽さんが出演し続けてきた国民的番組『笑点』の後任に誰を据えるか、ですよね」(夕刊紙記者)

 10月3日の『日刊ゲンダイDIGITAL』によると、実は円楽さんは、『笑点』を今度の年始特番を最後に引退し、後継者もしっかり決めることになっていたはずが、話を詰める前に急逝してしまったという。

「『笑点』サイドとしては、番組の若返りも兼ねて若い落語家を後任に据えたいところでしょうが、それは相当難しいでしょうね。“落語界のレジェンドである円楽師匠の後任”というだけでもかなりのプレッシャーなのに、“引退”ではなく“逝去”を受けての後継。悲しい雰囲気での新入りになり、その役目を若手が務めるのは難しい、と見られていますね」

 そう話すのは、現役の噺家。彼いわく、若手落語家を後継に起用しにくい理由が、さらにあるという。

「今年1月23日放送回から、二代目林家三平師匠(51)の後任として起用された桂宮治師匠(46)の存在です。

 それというのも、宮治師匠は年収1000万のサラリーマンを辞めて、31歳で落語家になったという異色の経歴や高い実力から、業界や落語ファンには有名人でしたが、それ以外の一般層からするとそこまでの知名度はなかった。

 そのため、就任当時から現在まで日本テレビの各種バラエティ番組はおろか、報道番組『バンキシャ!』にまで出演させたり、急ピッチで名前を浸透させようとしていますよね。その甲斐あって、宮治師匠は早くも『笑点』に馴染んだわけですが、結果として“無名枠”を使ってしまったんです」(前同)

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