キンプリ・平野紫耀主演『クロサギ』真っすぐでお茶目は「難しい」の本音、初のダークヒーロー成功のカギは三浦友和ら友人感覚の“おじさん役者”の画像
※画像はTBS『クロサギ』公式サイトより

 King & Prince平野紫耀(25)主演の『クロサギ』(TBS系)が、10月21日スタートする。原作は黒丸氏・夏原武氏(原案)による漫画『クロサギ』シリーズ(小学館)で、2013年に完結した漫画シリーズの“完全版”として、新たにドラマ化される。詐欺によって家族を失った主人公が、詐欺師への復讐を決意し「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」になって詐欺師たちに立ち向かっていくヒューマンドラマだ。

■平野紫耀にならだまされたい!? 詐欺師役に高まる期待

 平野紫耀がダークヒーローになる時がきた。いよいよ本格的なヒューマンドラマの出演に、歓喜したドラマファンも多いのではないだろうか。平野はこれまで学園ドラマへの出演が多く、デビュー曲が主題歌となって話題を独占した『花のち晴れ』(18年/TBS系)では財閥の御曹司、『未満警察』(20年/日本テレビ系)では警察学校の生徒、『24時間テレビドラマ・生徒が人生をやり直せる学校』(21年/日本テレビ系)では新人高校教師を演じた。

 どの役も共通しているのが、真っすぐな性格で一生懸命だけど愛嬌があってお茶目な部分があって、応援したくなる人物であること。また、主演映画3本すべてが高校生役で、いずれもラブコメディ作品で、カッコいいのに好きな女性に素直になれない、かわいらしさのある人物だった。

 今作では、詐欺師をだます詐欺師=クロサギになって、詐欺事件の首謀者をあらゆる手を使って追い詰めていく人物になる。追い詰めて終わりではなく、詐欺の情報を得た被害者には、情報の見返りとして被害額分を渡すというダークヒーローだ。これまでの芝居では見られなかった、心の苦しみや悲しみ、虚しさで溺れてしまいそうになる姿が、たくさん見られそうだ。

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