■低支持率が続いた首相はどうなるのか?

 最近は、北朝鮮からのミサイル発射が続いており、11月18日午前に発射されたミサイルはEEZ(排他的経済水域)内へ落下したと考えられる。これに対して岸田首相は「断じて容認できない」と北朝鮮を非難。

 しかし、国民からはミサイル対応時の紋切り型のコメントを揶揄する声も上がっており、「断じて容認できない 最も強い言葉で非難する こんなに薄っぺらいセリフが他にあるだろうか」「気持ちが入らない、口だけ」といったコメントもSNS上に寄せられている。

「言い方は悪いかもしれませんが、北朝鮮は岸田首相の苦境をあざ笑うかのようにミサイルを発射してますよね。まさに弱り目に祟り目で、岸田首相が任命した大臣がきちんと仕事をしていれば、ここまでカッコ悪い印象ばかりが残ることはなかったのではないでしょうか。外遊などで良い面を見せようとはしているのでしょうが……。

 岸田首相が大臣を罷免するにしても、国会で説明するときには、原稿を棒読みで読み上げているだけです。自身が任命した大臣なのですから、辞めさせるときに“悔しい”などといった感情を出したら、心象も変わるのではないでしょうか」

 支持率の低下、3人もの大臣を罷免、統一教会問題など逆風が吹き荒れる岸田内閣だが、支持率が下がった内閣は、最終的にはどうなるのだろうか。

森喜朗元首相のケースでは、2001年4月の内閣支持率が9%と1ケタを記録しました。当時は直後に参議院選挙という国政選挙があったので、自民党の内部から森元首相が選挙に悪影響を及ぼすのでは、という声があがり、森元首相自身も“自分がいると党にマイナスになる”ということで辞職しました」

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