■敗者復活は順当に行けばオズワルドだが……

 昨年度は、芸歴15年目で『M-1』出場ラストイヤーだったハライチが敗者復活から勝ち上がったが、今年その切符を手にするのは誰なのだろうか。

「敗者復活枠は去年のハライチさんが特例みたいなもので、だいたい前年度のファイナリストだったコンビが進出しています。それで言うと今年の該当者はオズワルドさんで、順当に行けば決勝に出場できるのではないでしょうか。

 敗者復活枠に前年度のファイナリストが勝ち上がるのは、知名度が『M-1』で上がったぶん周りも応援してくれるし、自分たち自身のネタ創作意欲も上がって他よりがんばる、という流れがあるからだと思います」

 2021年はハライチが敗者復活枠から勝ち上がったが、2020年は前年度ファイナリストのインディアンス、2019年も前年度ファイナリストだった和牛が勝ち上がった。2018年の敗者復活枠・ミキも2017年の決勝戦に進出している。

 しかし、オズワルドの畠中悠(35)は8月31日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京系)で「今現状『M-1』で勝てるようなネタない」と話しており、多忙な中で『M-1』で勝負できるようなネタを考えることもままならないことが分かっていた。

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