■最強の座を射止める新たな必殺技は?
昭和時代は、プロレスといえば必殺技だった。だが、平成、令和と時代が移り変わる中で、必殺技の存在は次第に薄くなっている。
「現代のプロレスは、一発で試合が決まる技がないんです。受け身の技術が向上したこともありますが、お客さんが大技の応酬を求めるようになったことも理由の一つでしょう」(前同)
昭和のレスラーは、必殺技でしとめるために逆算して試合を作っていた。
「足四の字固めで極めるなら、じっくりと足を攻め、スタミナを奪ってからフィニッシュに持っていく。地味な攻防が続くからこそ、必殺技が出たときのカタルシスがあるんです。
猪木会長はカウント2が連続する試合が嫌いで、“一発で決めろ”という方でした」(同)
令和に入っても根強い人気を誇るプロレス。最強の座を射止める新たな必殺技は、誕生するか!?