■『極み熟成まぐろ』は絶品!

 続いては、『くら寿司』。最安は1皿115円で、AI管理を取り入れた、養殖魚の育成やネタの熟成技術が同社の売りだ。その代表格が、『極み熟成まぐろ』。

「自社の加工センターで、独自の解凍方法と熟成加工を施し、マグロの身をじっくり寝かせることで、うま味を引き出しています」(くら寿司の広報担当者)

 そのマグロに次いで、くら寿司で人気ナンバー2に入るのが『はまち』だ。熟成マグロとは、また違ったうまさが味わえるという。

「前日に水揚げされたハマチを使っています。店舗で、こまめに皮引きから手切りして提供する新鮮さが売りです」(前同)

 一方、前出の米川氏は、国産魚を活用した、くら寿司の“天然魚プロジェクト”のネタである『天然しいら香味揚げ』を推す。

「シイラは、日本では知名度が低いですが、海外では“マヒマヒ”の名で愛されている魚。味は淡白で、上品です。天ぷら握りで楽しめるのは貴重ですね」

■海鮮ネタ以外も充実

 次は、『はま寿司』。最安が1皿110円と、お値打ち価格なのが強みだ。さらに、海鮮ネタ以外も充実。

「2019年に立ち上げた“肉にぎり研究所”が、高品質な肉寿司を次々と生み出しています。合鴨、生ハム、ローストビーフなど多種多様で、大注目」(同)

 その中でも、王道の『豚塩カルビ』は外せない。

「カルビ肉のうま味と、キレのある塩ダレが絶妙にマッチした逸品。高価格帯に『かっぱ寿司』広報イチ押しはなりがちな肉寿司の中で、110円で味わえる点も、うれしいです」(同)

 そんな肉寿司に、負けず劣らずの一品が、『とろびんちょう レアステーキ』。ペッパー、ガーリックを合わせたオリジナルソースのパンチのある味わいが、ビールのお供にピッタリだ。

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