■女性の参加者と恋の炎
第5位は、『松明あかし』(福島県)。日本三大火祭りの一つで、430年以上の歴史を誇る伝統行事だ。
「高さ100メートル、重さ3トンの巨大な大松明を、男性約150人で運びます。運ばれた松明は、会場に集められ、最後に一斉に燃やすんです。すると、夜空が真っ赤に燃え上がる、とても幻想的な光景が見られます」(まっく氏)
開催年によっては、松明の担ぎ手を募集することもあるという。まっく氏も、過去に参加したことがあるとのことで、当時の思い出を話してくれた。
「約1キロの距離を運ぶうえに、ゴール地点は“五老山”という小高い丘なので、非常にハードですが、その分、クライマックスは大盛り上がりでした。女性の参加者もいて、一緒に喜びを分かち合いましたね」
松明と一緒に、恋の炎が燃え上がること間違いなし。
■ギャルみこしが名物
そして、第4位は、『上野天神祭』(三重県)。豪華に飾りつけた“だんじり(楼車)が街を巡行するだんじり行列と、“鬼”が街中を練り歩く鬼行列が楽しめる。さらに、もう一つの見どころは、
「黄色と紫の法被を着た女性の担ぎ手たちによる“ギャルみこし”が名物になっています。ギャルみこしと言えば、大阪府の天神祭が有名ですが、こちらも負けてはいません。元気がよく華やかで、これを目当てに訪れる人も多いです」(高橋氏)