■高麗人参に含まれる“サポニン”は血行促進作用

 肉に魚と続いたところで、第8位は、野菜たっぷりの『高麗鍋』(埼玉県)を選定。朝鮮半島と縁のある高麗神社を有する日高市のB級グルメで、地場野菜と高麗人参、キムチを合わせた、ピリリとからい鍋料理である。

「高麗人参に含まれる“サポニン”には血行促進作用があり、寒い時期の活力増強にピッタリ。加えて、最新の研究では、高麗人参を食べると、勃起障害や薄毛の対策になるという報告も出ています」(同)

■市川團十郎はそばが大好物

 第7位は、『信州そば』(長野県)。寒い時期に収穫した秋そばは香りと甘みが強い。全国ブランドの信州そばなら、なおよしで、もちろん栄養面も満点だ。

「そばに含まれる、ポリフェノールの一種“ルチン”には高い抗酸化作用があり、細胞の老化を防いで、血管を健康にします。また、認知症の予防効果も期待されているので、特に、生涯現役を目指す50~60代にはオススメです」(同)

 ちなみに、歌舞伎役者の市川海老蔵改め、十三代目市川團十郎も、そばが大好物だとか。

「かなりのそば通で、奈良県の『玄』など、全国各地に行きつけの店があるそう。

 結婚前は、複数の女優と浮き名を流し、“梨園のプリンス”なんて呼ばれていましたが、その原動力は、そばにあったのかもしれません」(前出の夕刊紙記者)

■野趣あふれる味わいジンギスカン

 そして、第6位は『遠野ジンギスカン』(岩手県)。

「昭和30年代からの名物で、遠野では“焼肉”といえばジンギスカンを指します。

 北海道とは異なり、焼いてからタレにつける、“後づけ”が主流で、七輪は使わず、大きなバケツに固形燃料を入れて焼くのが特徴です」(郷土料理研究家)

 野趣あふれる味わいで、精がつくこと間違いなしだ。

「ジンギスカンのルーツは、モンゴル人の民族料理だといわれています。彼らは羊肉を主食にし、強靭な肉体を手に入れました。夜の生活でスタミナをつけるなら、ジンギスカンほど効果的な料理はありません」(前同)

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