■博多の居酒屋の定番メニュー

 さて、東日本勢が善戦したところで、いよいよ西日本勢が登場。第5位は、『鉄鍋餃子』(福岡県)。博多の居酒屋の定番メニューで、歓楽街の中洲周辺でも気軽に食べられる。

「餃子は、皮の炭水化物、豚肉などのタンパク質と脂質の3大栄養素を一気に摂取できる“完全食”。さらに、鉄鍋で焼くことで、同時に鉄分も補給できます。

 近年、中高年男性の間で貧血が増えていますし、鉄分不足は見た目も老けるので、その対策にもなりますよ」(望月氏)

■鶏肉と野菜をふんだんに使った郷土料理

 第4位は、『さつま汁』(鹿児島県)。円満夫婦が多い鹿児島県。

 そんな鹿児島県で親しまれている、鶏肉と野菜をふんだんに使った郷土料理だ。

「鶏肉やみそに含まれるアミノ酸の一種“アルギニン”には、性機能改善や、ED改善に働くという研究報告があります。現地で食べるのもよいですが、日頃の食事で、鶏肉たっぷりのみそ汁を飲んでも同じ効果が得られるので、ぜひ習慣にしてください」(前同)

■広島の冬の名物『カキの土手鍋』

 では、いよいよトップ3の発表。第3位は、『カキの土手鍋』(広島県)。カキ鍋の縁に、たっぷりのみそを塗り、それを溶かしながら食べる、広島の冬の名物だ。

「カキに含まれる“亜鉛”が男性ホルモンの生成を促し、精力を高めるのは有名な話。実は、それだけでなく、不眠症の改善など、亜鉛には、さまざまな健康効果があります。生涯現役に役立つので、ぜひ!」(同)

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