■唯一無二の食感『野菜鍋』

 第2位は、『野菜鍋』(東京都)。教えてくれたのは、前出の田淵氏だ。

「新宿区の居酒屋『桃太郎』などで食べられる名物鍋で、カツオだしのスープに黄ニラ、カイワレ大根、チンゲン菜などの葉物野菜が山盛りに入っています。その滋味深さと野菜のハリハリとした食感は、唯一無二です」

 野菜は健康食の代名詞。当然、この鍋を食べれば、高い健康効果が得られる。

「カイワレ大根の辛味成分“イソチオシアネート”には男性ホルモンの分泌を助ける働きがあり、精がつきます。また、葉物野菜自体に、胃腸を整えて免疫力を高める働きがあるので、寒い時期の風邪予防にも、うってつけです」(望月氏)

■“男のエネルギー”を充填するご当地鍋!

 そして、栄えある第1位に輝いたのが、『アンコウ鍋』(茨城県)。大洗港の冬の名物であるアンコウの身と肝を丸ごと煮込んだ、絶品鍋だ。

「男のエネルギーを充填したければ、大地をはう魚を食べるのが一番。アンコウは海底をはって、大地のパワーを吸収しているので、滋養強壮効果は抜群です。

 また、精力は体にたまった余分なエネルギーを燃料にするので、ときには、脂を食べなくてはいけません。

 その点、アンコウの身は脂がたっぷり、しかも味は淡白で食べやすい。中高年男性のスタミナ食として理想なんです」(田淵氏)

 一方で、望月氏は、アン肝に着目した。

「アン肝は、ビタミンやミネラルといった滋養強壮につながる栄養素が豊富なので、男性力を高めるにはピッタリです。ただし、脂質も多いので、肥満の人は食べすぎに注意。体調に合わせて食べ分けてください」

 いかがだっただろうか? これまで紹介したビンビンご当地メシを食べれば、小泉進次郎氏のような「クールで、セクシー」な男になること、請け合いだ!

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5