■郷ひろみや谷村新司、キャンディーズも
中森の静かな歌声の余韻を吹き飛ばすのは、白組・郷ひろみ(68)の「ジャパーン!」の雄叫び。15年にトップバッターで登場し、出演者全員を巻き込んでの『2億4千万の瞳』で会場を大いに盛り上げた。
そして谷村新司(74没)の『アリス』、『キャンディーズ』、『ピンク・レディー』の登場で、前半の盛り上がりは早くも最高潮に。
「今年の紅白の話題の一つが、元『キャンディーズ』のメンバー、伊藤蘭の46年ぶりの紅白出場。“当時は3人で心強かったこともありますけど、今回は1人。でも、心の中では、いつも3人です”と意気込みを語り、ファンを喜ばせました」(テレビ誌記者)
朝ドラ『ブギウギ』のヒロインを演じる娘・趣里(33)との親子共演にも期待したい。
■スーパーアイドルを迎え撃つのは西城秀樹
2組のスーパーアイドルを迎え撃つのは、西城秀樹(63没)。紅白を愛する昭和歌謡ライターの田中稲氏は、西城の紅白出場を強く推す。
「メドレーで見たいくらいですが、1曲を選ぶなら、1974年の紅白のトップバッターで歌った『傷だらけのローラ』。怪傑ゾロのマスクをつけてのパフォーマンスは、昭和の紅白の名場面の1つです」
■越路吹雪は忘れられない
紅白の名場面といえば、第2回紅白での越路吹雪(56没)の『ラストダンスは私に』も忘れられないという声も多い。
「出場予定の松島詩子がスタジオに向かう途中で事故にあい、急遽、代役で出ることになったんです。
越路は泥酔状態でしたが、圧巻のパフォーマンスを披露。プロ根性を感じた瞬間のあの歌声を、もう一度、紅白の舞台で聞いてみたい」(芸能プロ関係者)