■吉幾三、八代亜紀ベテラン演歌がっぷり四つ
さて、後半戦。白組・吉幾三(71)の『雪国』、紅組は八代亜紀(73)の『舟唄』と、ベテラン演歌ががっぷり四つ。続く、玉置浩二(65)は『田園』、ちあきなおみ(76)は『夜へ急ぐ人』を披露する。
「玉置は、『田園』で、1996年の関東地区瞬間最高視聴率の59.9%を記録。
24年ぶりに出場した2020年にも、同曲をオーケストラとのコラボで披露。プロが認める、歌がうまい歌手ナンバー1の実力を示しました」(芸能記者)
一方のちあきも、伝説を作った一人だ。
「1977年の紅白で『夜へ急ぐ人』を披露したんですが、髪を振り乱し、何かに憑依されているかのような神がかったパフォーマンスを見せたんです。
お祭りムードの会場の空気は一変、白組司会の山川静夫にも“なんとも気持ちの悪い歌ですねぇ”と言わせました。令和の視聴者も、度肝を抜かれるはずです」(田中氏)
一変した空気を心地よい歌声で包むのは、紅白未出場の山下達郎(70)。竹内まりや(68)との夫婦対決だ。
■桑田佳祐、松田聖子も
そして、平成最後の紅白の大トリを務めた『サザンオールスターズ』が『いとしのエリー』を、貫禄たっぷりに歌い上げる。
「桑田佳祐は2011年に食道がんを患いましたが、現在は元気いっぱい。18年の紅白で“キス共演”した松任谷由実とのデュエットソングも話題になっています」(音楽ライター)
対する紅組の松田聖子(61)は、の娘・SAYAKAの死を乗り越え、紅白にカムバック。
「14年、初の大トリを飾ると、歌手別トップの視聴率47・5%を記録。一方で、『あなたに逢いたくて〜Missing You〜』をアレンジして歌ったことに、否定的な声も。そこも聖子らしい」(前同)