■野口五郎は内視鏡で手術
ともに67歳の野口五郎と桑田佳祐は、野口氏が18年に、桑田氏が10年に食道がんになった。
「野口さんは内視鏡で手術を受けて4日後に退院。次の日は、おかゆを食べられるほど元気になり、19年の年明けから通常通り仕事をしています」(夕刊紙記者)
桑田氏は10年8月上旬に手術を受けて芸能活動を一時休止していたが、その年の大みそかには『NHK紅白歌合戦』にスペシャルゲストとして出演し、本格復帰を果たした。食道がんは転移が早い、厄介な病気だが、この2人が初期の段階で発見できたのは、検診をしっかり受けていたからだろう。
「野口さんは毎年受けている健康診断で、がんが発見されました。桑田さんはがん発覚の6年前に父親を、その4年後の08年にお姉さんをがんで亡くしています。そのため、周りにも検診を勧めるほどでした」(前出の芸能記者)
■主演映画を降板したが
『独眼竜政宗』や『ラストサムライ』などで激しい役どころを演じる渡辺謙(64)は30歳の頃、血液のがん・白血病を発症し、当時、撮影中だった主演映画を降板したことがある。
「白血病は一時治まったんですが、5年後に再発。さらに16年には胃がんになりました」(前同)
胃がんは早期発見で摘出し、手術後の経過も順調だったが、5年生存率が50%以下とされる白血病も克服している。
「謙さんは、競泳の池江璃花子(23)さんが白血病を公表したとき、“僕も同じ病気でなぜ今自分がと、絶望しました。でも、今の医学を信じ、自分の生命力を信じ、前を向いて焦らずにしっかり治療に専念して下さい”といった内容のエールを送っています。絶望せず、周りと自分を信じ、今できる治療に専念すること。こんな病気への心構えがあったからこそでしょうね」(芸能記者)