大沢たかお主演『沈黙の艦隊』も大ヒット!「海上自衛隊vs米第7艦隊」もし戦わばの画像
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 劇中描かれた 自衛官の神業 は本当なのか!? 通常型潜水艦は原潜 に太刀打ちできないのか!? 護衛艦の戦闘力は日米互角、 空母は米軍が世界最強! 戦況を一変させる超兵器レールガンは日本が開発リード、日米連携なら 中国海軍 は手も足も出ないのか!?…e t c.

 たった1隻の原子力潜水艦が世界を翻弄! 話題作の戦闘場面を実在の戦力と照らし合わせ完全検証した!

■人気漫画を実写化

 アマゾンプライムビデオで配信中のオリジナルドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1〜東京湾大海戦〜』(全8話)が、大ヒットしている。

「配信後わずか4日間で、実写作品の国内視聴者数歴代1位を記録。ネット上では〈元海上自衛官を艦長とする日本初の原子力潜水艦(以下、原潜)がアメリカの第3・第7艦隊を敵に回し、翻弄する様が小気味いい〉〈あっぱれ! 日本政府がアメリカ相手に対等外交を繰り広げようとしている〉などのコメントがあふれています」(テレビ誌ライター)

 同作は累計発行部数3200万部突破の大人気コミック『沈黙の艦隊』(作・かわぐちかいじ=講談社)を実写化したもの。ドラマ版での最大の見どころは、東京湾を舞台に繰り広げられる米第7艦隊との息詰まる大海戦だが、まずは、あらすじを紹介しよう。

■巡航ミサイルにチャフを搭載し

 物語の主役は、日米政府共同で極秘裏に建造した最新鋭の原潜『シーバット』。所属は米第7艦隊、乗組員は海上自衛隊員で構成され、その艦長を務める海江田四郎(大沢たかお)が、試験航海中に同艦を乗っ取り、独立国家『やまと』の建国を全世界に宣言する。

『シーバット』がテロリストに乗っ取られたと断じ、総攻撃を図る米海軍だが、海江田は巧みな操艦技術で彼らを翻弄。日本との同盟を求め、東京を目指す 。

「実写版では、現役で実在する艦艇や新兵器の登場も見どころ。『シーバット』が第3艦隊の空母『エイブラハム・リンカーン』を沈めるシーンでは、潜水艦発射の巡航ミサイルにチャフ(電波欺瞞紙)を搭載。敵空母のレーダーを攪乱し、その隙に魚雷を命中させるんです」(軍事ライター)

 さらに、軍事フォトジャーナリストの菊池雅之氏が、こう補足する。

「そのチャフを撃った方法は、昨年12月にロシア軍がウクライナ各地に長距離攻撃を行った際、ロシアのKh-101巡航ミサイルに搭載して空中散布した映像が公開され、話題になりました。それが、実戦で巡航ミサイルからチャフを撃った初めての事例でした」

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