密かなブーム「昭和ディスコ」潜入記【画像】1分で覚えられる「ボックス」の踏み方の画像
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 エブリバディ! ノッてるかーい!? 毎夜、魅惑的な出会いが待っているダンスフロアに突撃してきました!

 昭和の後期から、平成の初めに大流行したディスコ。当時の若者たちが熱中したこの遊興の場が、令和の今、再び盛り上がりを見せている。

「映画『サタデー・ナイト・フィーバー』(1978年)をきっかけに、世界中にディスコブームが起こりましたが、平成に入って、バブルの崩壊と同じ頃に衰退。それが30年近くたった今、ジワジワと人気を取り戻してきました」(音楽誌ライター)

■令和は50代以降のミドル世代を中心に盛り上がり

 かつては若者の文化だったディスコだが、令和の現在は事情が違うようで、

「今は50代以降のミドル世代を中心に、盛り上がりを見せています。若い頃にディスコに興じていた層が、子育ても一段落して、再び青春を謳おう歌かしているんです」(前同)

 そこで今回、ディスコど真ん中世代のオヤジ記者(50代後半)は、いても立ってもいられず、さっそく、とある金曜日の夜、潜入取材を敢行した。

■マハラジャ六本木へ

 まず向かったのは、東京都港区の『マハラジャ六本木』。80年代に一世を風靡した同名の店から名前を譲り受け、営業しているのだという。

 六本木交差点から芋洗坂を下ってすぐの場所にある商業ビルの6階に、その店はあった。大きな看板はなく、ビルの入り口の小さな店舗表示を目印に、エレベーターに乗り込んだ。フロアに着くと、カウンターの女性から説明を受ける。

「男性のエントランス料金は2ドリンク付きで3500円で、女性は2500円。VIPルームは別途テーブルチャージがかかります。コインロッカーがあるので、手荷物等はそちらに預けてください」

◆DJブースの隣りには「お立ち台」

 “黒服”のドアマンに誘導されて中に入ると、バレーボールコートくらいの広さがあるダンススペースは人であふれていた。流れる音楽は、80~90年代にディスコで流行していた曲。レーザービームやスモークに包まれて、踊る客の年齢層は50~60代が中心。男女比は6対4で男性が多いようだ。

 DJブースの隣りには「お立ち台」が設けてあり、男性ダンサーが場を盛り上げていた。

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