――謎の生物である担任の先生を生徒たちが暗殺を試みるという人気コミックスの実写映画版ですね。
武田 そうです。もともと好きな漫画だったので、その世界に入ることができたのがすごくうれしかったし、スタッフさんやカメラの数もすごく多くて、とてもやりがいを感じました。
――その後は『監獄学園-プリズンスクール-』『仮面ライダーアマゾンズ』と、順調に主要人物の役を演じてきて、それで現在出演しているのが、ドラマ『THE LAST COP/ラストコップ』(日本テレビ系)。30年の昏睡状態から突如復活した昭和の肉食系刑事・京極と平成の草食系刑事・亮太の2人が破天荒な活躍で事件を解決する刑事モノですね。
武田 昨年放映されたスペシャルドラマが連ドラ化されたものなんですが、コメディ要素たっぷりで、刑事モノとは思えないくらいすごく面白おかしいんです。私は小山内美咲という、天然でドジっ子の女性警察官の役で出演しています。
――笑顔が素敵な優しい警察官って感じがよく伝わってきますよ。
武田 ありがとうございます!
――ドジっ子で明るいキャラなんですが、第2話では「子どもの頃、動物図鑑しか友達がいなかった」っていうセリフもありましたね。
武田 そう。ちょっと陰のある役なんです。今後、話が進むにつれて明らかになってくると思いますよ。
――実際の撮影現場での雰囲気はいかがですか?
武田 京極役の唐沢寿明さんのアドリブがすっごく面白いんです。最初の本読みのときから、すでにアドリブが入っているんですよ。でも、そのおかげで緊張感も、だいぶほぐれました。
――アドリブが多いとなると、もはや台本はいらないんじゃないの(笑)。
武田 台本はちゃんとあって、それを踏まえたアドリブをされるので、すごいなと思います。
――アドリブの切り返しはやらないの?
武田 全然できないですね(苦笑)。アドリブ自体がすごく難しいですよね。でも、亮太役の窪田正孝さんはすごく上手に返しているんです。いつも感動してます。
――アドリブに挑戦しようとは?
武田 いや~無理ですよ。セリフを覚えて決められたお芝居をやるのが精一杯なんですから。