さて、ここまでは会社員時代の自分の年収を一つの目標とした、現実路線の話。ここからは、「巨万の富を築きたい!」という人向けの、一攫千金ビジネスを紹介していこう。その筆頭は、「サボテン栽培」だ。

「この数年、20~30代の男女や、60~70代の男性の間で、サボテンに代表される多肉植物が大ブームで、都内での販売イベントでは、札束が飛び交う驚きの盛り上がりを見せているんです」(園芸雑誌編集者)

 このブームで、サボテン長者が多く生まれているというのだ。「一番人気の“ハオルシア”という品種を5000円で1株仕入れて、育成、株分けしてネットで販売したところ、あっという間に完売し、20万円になったそうで、1億円プレーヤーが何人も生まれています。中国では、日本産のハオルシアは大人気で、ものによっては400万円もの値をつけるものもあるといいますから、まさに“金のなる木”です」(前同)

 盆栽や庭いじりが趣味ならば、今後は、サボテン栽培も趣味に加えてみてはいかがだろうか。

 さらに手軽な園芸ビジネスは、「苔採取」だ。「現在、苔のこんもりモフモフとした形状や感触にハマり、夢中になってしまう女性が増えているんです。庭はなくても、苔玉や苔盆栽、水槽やガラス容器の中で、苔の栽培をする苔テラリウムなど、楽しみ方も増えていますからね。公園や山の中を苔を拾って歩くだけですが、A4サイズほどの1トレイで2500円、中には5000円が買取相場の品種もあります。海外での人気も高く、苔だけで月収300万円も夢ではありません」(同)

 わざわざ拾いに行かなくても、自宅で栽培できるスペースがあれば、もっと手軽に儲けることも可能だ。

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