さぞや、安倍首相もお冠と思いきや、昭恵夫人には“大甘裁定”なんだとか。「たまりかねた総理の母、洋子さんが“首相夫人という立場をわきまえなさい!”と、厳しく言い渡したそうです」(前同)

 東京都渋谷区にある首相の自宅は、洋子さんが3階、安倍夫婦が2階で暮らす2世帯住宅だという。「連日、“午前様”というのが、昭恵夫人のスタイルでした。かつては、行きつけの会員制バーで、ロックミュージシャンの布袋寅泰の肩にしなだれかかるシーンも目撃されています。激務をこなす亭主の帰宅は遅い。いくら2世帯住宅といっても、子どものいない昭恵夫人にとって、口うるさい姑と顔を合わせたくないという事情があったようです。安倍総理もそれを知っているため、黙認しているんですよ」(同)

 自由奔放な昭恵夫人の行動の裏には、“嫁姑問題”があるというのだ。ある意味、安倍首相にとっては、今回の騒動以上に、嫁姑問題が頭痛の種のようだ。「昭恵夫人は酒好きが高じて、2012年に神田に『UZU』という居酒屋をオープンさせていますが、安倍総理は知らんぷり。昨年6月に、結婚記念日のお祝いで初めて来店しました。ところが、その2日後、超高級フレンチ店『ジョエル・ロブション』で、洋子さんの米寿のお祝いをしています。妻と母、両方のバランスを取る……涙ぐましい気遣いです」(官邸筋)

 安倍首相が、ここまでアッキーを気遣うのには別の理由もある。安倍首相は「もう一度、総理にチャレンジする」と昭恵夫人に告げた際に猛反対され、「あなたがそのつもりなら、仕方がないけど、私にも好きなようにやらせてね」と釘を刺されていたというのだ。「ただし、夫婦仲は良好です。選挙の際は、選挙区に戻れない安倍総理に代わって地元を仕切ってくれているのが彼女なんです。こうした協力もあってか、安倍首相は頭が上がらないんですよ」(前出の党関係者)

 とはいえ、こうした安倍首相の放任主義が、今回の“アキノリスク”を招いたとも言えなくない。「『UZU』で反原発関係者と会ったり、沖縄の辺野古へ行ったりと、お転婆が過ぎます。官邸は気が気ではないため、外務省や経産省から役人を出向させて、昭恵夫人を“監視”させていますからね」(前同)

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