「そこに一緒にいたのが、作家の河村季里でした。マスコミは“駆け落ちした”と湧き立ち、高橋を追い、名古屋駅に大集結。あまりの人混みに、実は僕、彼女が乗り込んだタクシーに押し込まれて一緒に乗ってしまったんです。高橋に、“あなた、誰!? 降りなさい!”と、すごい剣幕で言われたことを覚えています」(ワイドショー関係者)

 ようやく復帰したと思われた79年、舞台をドタキャンし、再び河村と2人でタイへ逃避行したことも、世間に衝撃を与えた。「当時の女優は、今以上に事務所やイメージに縛られ、自由がなかった。だから弾けてしまうんでしょうね。現在は、竹中直人夫人として家庭を支える木之内みどり(59)も、そんな一人。駆け落ちの相手は既婚者だった作曲家の後藤次利で、仕事を放り投げて彼とともにアメリカに飛びました。帰国すると、そのまま引退会見をしたのだから、潔いと言うか、なんと言うか」(前出の元女性誌記者)

 さて、前述のように、清純なイメージで固められていた70年代アイドル。だが、それゆえお茶の間はギャップのある噂を楽しんでいた。その恰好の餌食となってしまったのが岡田奈々(58)である。77年、自宅に暴漢が押し入ると、彼女は手のひらを切りつけられ、30針を縫う重傷を負うという衝撃的な事件が起きた。

「本人はその後の会見で、“朝まで犯人を説得して(手のひらのケガ以外は)無事だった”といったことを話しました。しかし、マスコミは大騒ぎ。朝まで一緒なら“手のケガだけでは済まなかったのでは……”という下世話な憶測もありましたね。結局、犯人は逃走し、そのまま時効。真相は藪の中ですがね」(元写真週刊誌カメラマン)

『おくさまは18歳』でトップアイドルとなった岡崎友紀(63)にも、こんな都市伝説があるという。「78年にソニー創業者の子息と結婚しますが、結婚前に2人が泊まった高級ホテルの従業員の間でささやかれていた噂があるんです。宿泊後の部屋がグチャグチャの荒れ放題で、床には、“アレ”も落ちていたというんですけど……」(前出の女性誌記者)

 現在、環境保護活動などを熱心に行っている岡崎。そんな彼女が、荒れ放題の部屋をそのままにして、チェックアウトするとは信じられない話なのだが……。

『ウルトラセブン』のアンヌ隊員として、その抜群のスタイルと美貌で、世の男をトリコにしたひし美ゆり子(69)には、本人の耳にも届いてしまうほどの噂があった。

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