アラフォー転職成功者に学ぶ「40代で収入アップの秘訣」伝授の画像
アラフォー転職成功者に学ぶ「40代で収入アップの秘訣」伝授の画像

 現在の勤め先で、安月給で一生働いていくか、それとも転職をするか――アラフォーサラリーマンなら誰しも一度は考えたことがあるだろう。だが、どうすれば40代でも“収入アップ転職”が可能なのか? 転職のプロや成功者に秘訣を聞いた。

●リクルートキャリア広報担当「アラフォー転職をこう分析!」

 株式会社リクルートキャリアの調べによると、2016年12月の求人倍率は1.87倍。単純に計算すると、一人につき1.8社が求人を募集しているという、転職者には有利な状態だ。同社の広報担当者は次のように話す。「アラフォー世代の転職は厳しいといわれがちですが、企業側が逼迫した状態であれば、年齢も関係なく雇用します。要は、需要と供給のバランスの問題です」

 売り手市場といえ、誰でも雇用されるわけではない。「企業が転職者に求めるのは経験と実績。特に、マネジメント能力と即戦力に着目しますね。現在、飲食業や小売業ではさまざまな雇用形態で、あらゆる国の人たちが雇用されるダイバーシティー化が進んでいます。そのような環境で、いかにマネジメント能力を発揮できるかが、転職希望者の重要なポイントになってくるのではないでしょうか」

 なぜ中途採用をしているのか、その意味を汲み取って面接に臨み、自分の強みをアピールしたい。経験や実績をアピールする際の具体的な例も挙げてくれた。「たとえば、前職がゲーム会社だったとすると、そこでどんなゲームを作ったか、それを作った際に何人で、どのような形でプロジェクトを回したかなどを、具体的に語ることですね」

 面接では話が上手、下手は特別、気にする必要はないという。「自分の経験を棚卸しして言語化して伝えること、深く考えて整理することができれば、コミュニケーション能力に自信がない方でも大丈夫です。また、自分の失敗を素直に認めて反省したうえで、分析するのも必要です。アラフォーで転職に成功された方の共通点として、きちんと反省ができる謙虚さも挙げられますね」 年齢とともにプライドも高くなりがち。そこは初心に戻ったほうがいいようだ。

 読者の中には高卒の方もいるかもしれない。大卒でなくても、高収入を狙える業界はあるのだろうか。「業界と言い切るのは難しいんですが、スキルや技術を磨けば、ステップアップすることは可能だと思いますよ。また、チャレンジ精神を持って未経験の業界に飛び込むという方はかまいませんが、突然、未経験の業界へ転職すると、いったん年収が下がってしまう場合があります。自分の経験を生かせる業界に転職をするのをオススメします」

 続いて、実際に転職に成功した人たちの声を聞いてみよう。

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