これぞ日本の名湯! 体に良い「極上温泉」教えますの画像
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 日々の疲れを癒すべく、お湯に浸かればアラ昇天! 気持ちいいだけじゃなくて、貴君の○○に効く名湯スポットを網羅!

「ワシはなぁ、数年前に脳梗塞で倒れて、半身不随になったんだ」 温泉に浸かる本誌記者にこう話しかけて来たのは、 いかにもな風体の70代の男性。場所は、知る人ぞ知る“名湯”塩原温泉郷(栃木)だ。

「それで、もう足を洗って、余生はこうやって、都会を離れて、ゆったりと体を癒やすことにした。ここに何度か来るうちに、麻痺していた体が少しずつ動くようになってきたよ。体にジワジワ染み入ってくる、本当に良い湯だ」

 硫黄泉や単純温泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉……と6種類もの泉質が楽しめる塩原温泉郷。疲労回復、腰痛、高血圧も、湯に浸かって過ごすうちに消えると、人々が絶賛する湯浴み処だ。温泉ライターが言う。

「塩原温泉郷は、204か所もの源泉数を誇り、湯の色も乳白色、黄金色、黒色など7種類。好きな温泉を楽しめるんです。東北新幹線の那須塩原駅からバスで約1時間、東京都内からも車で約2時間とアクセスも良好で、病を治すにはうってつけの名湯と言えるでしょう」

 本誌は、日々の疲れと不摂生、ひいては“病”をも癒す「体にいい温泉」を徹底調査。“おらが街”の名湯スポットを紹介する。近著に、温泉選びのバイブル『本物の名湯ベスト100』(講談社現代新書)がある温泉評論家の石川理夫氏が、こう言う。

「温泉は、温熱効果で血行を良くして、新陳代謝を促します。また、痛みを和らげたり、病気の回復を早めたりする効果もあるんです。自分の症状にうまく合った泉質の温泉を選ぶことで、さまざまな病気を早期に改善することができますよ」

 行楽も健康もダブルでおいしい休日の過ごし方――体に効く温泉へ行こう!

●皮膚・外傷に効く

 温泉成分は肌に浸透する。当然のように、皮膚病、切り傷などの外傷にはダイレクトに効く。たとえば、先に挙げた『本物の名湯ベスト100』でも堂々の1位を獲得した草津温泉(群馬)は、交通事故などで負った怪我の治りが早くなるという。

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