改編時期のたびにいわれているが、とんねるずの2人、石橋貴明(55)と木梨憲武(55)の唯一のレギュラー番組となった『とんねるずのみなさんのおかげでした』と、ナインティナイン、岡村隆史(47)と矢部浩之(45)の『めちゃ×2イケてるッ!』も、いよいよ風前のともし火だという。

「今年で20周年を迎える『みなさんのおかげでした』ですが、最近は視聴率も一ケタ台が当たり前。これまで後ろ盾になっていた“フジのドン”日枝久氏も、会長職から退きましたからね。宮内新社長の鶴の一声で終了する可能性なきにしもあらず、ですね」(前出の三杉氏)

 だが、もっとヤバイといわれているのはナイナイ。「『めちゃイケ』は昨夏、極楽とんぼの山本圭壱を出演させたことを嫌い、日清食品が番組スポンサーを降りた一件が大きかった。制作費大幅カットで、20年間一度もやってこなかった2本撮りが始まっています。視聴率も、テレビ東京の出川哲朗が電動スクーターに乗っているだけの番組に、ほぼダブルスコアをつけられて負けるときもある。上層部は打ち切りたくて仕方ないでしょうね」(前出の放送作家)

 昨年11月、鳴り物入りでスタートした古舘伊知郎(62)の『フルタチさん』も、日曜夜のゴールデンタイムに2時間の生放送は荷が重かったようで、視聴率は超低空飛行。「裏番組の日本テレビの『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』が強すぎるという事情はあるにせよ、期待ハズレもいいところ。10月から番組ごと金曜19時に引っ越すことになるそうです。それでダメなら、来春打ち切りでしょうね」(制作会社プロデューサー)

 フジは宮内新社長就任後、営業局に異動の内示が出た中村仁美アナ(38)が退社の意向。春日由実アナ(42)は広告宣伝部へ異動となったが、これも“コストカットに聖域なし”を示した格好だ。それは、少し前までの“功労者”、カトパンこと加藤綾子(32)に対しても一貫しているから驚きだ。

「日曜夜の『スポーツLIFE HERO’S』の視聴率が伸びないことで、上層部は“フリーになった加藤を使っている意味がない”と判断。カトパン切りも辞さない構えのようです。さらに、この裏にあるのは、美人フリー女子アナを使って、『めざましテレビ』など数々の人気情報番組を作ってきた実力者・鈴木克明専務が、7月異動で地方局に飛ばされたことがある。今後、フジは、すべての番組を局アナで賄うつもりかもしれません」(前出の制作会社プロデューサー)

 その流れで、夜のニュース番組『ユアタイム』で、いまだ噛みまくっている市川紗椰(30)も秋降板が濃厚。恵俊彰(52)が司会を務める医療バラエティ番組『その原因、Xにあり!』も、開始から1年で終了するといわれている。

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