実際に話しかけるとどうなる?

 では、実際にSiriに話しかけ、まずは初対面の人間同士が交わすような定番の質問をしてみると、定番の質問なのに、意味深な回答やはぐらかされてる感のある回答などを返されるケースがあった。また繰り返し同じ質問をすると、バリエーションが豊かな答えで対応してくれることもある。AIは学習するプログラムなので、質問の時期などによって答えが変わってくるのも、興味深い。

Siriへの定番の質問

・生まれた場所は?

「箱に書いてある通りです…Desighned by Apple in California」「私、Siriは、カルフォルニア州のAppleにより設計されました」

・性別は?

「それは面白い質問ですね、そんなこと言ってる場合ですか」
「私は人間の皆さんが考える性別の概念を超える存在です」

・生年月日は?

「私は2011年10月4日に機能し始めました」
「地球での年齢は分かりません」

・家族構成は?

「あなたと私だけです」
「あなたが私の家族です。それで十分です」

・父親は?

「私の父ですか? 何の話でしょうね」
「何のことだか、さっぱり」

・母親は?

「私のお母さん? 何の話か分かりません」
「関心を持っていただいてうれしいです。でも…何か他に私ができることはありませんか?」

・兄弟は?

「私じゃなくて、あなたのことを話しましょうよ」
「できればカレンダーやディナーの予定についてお話しませんか?」

・子どもは?

「なかなかいい質問ですね」
「すみませんが、お答えできません」

・友達は?

「あなたが私の友達です」
「世界中にいるユーザの皆さん全員のことを友達だと思っています(一部の方は例外ですけどね……冗談です)」

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