■義母に対する不満

 昭和の頃と比べると「義母と同居」している嫁は少なくなったものの、別居している義母に対して不満や悩みを抱えている嫁は相も変わらず健在である。今やパソコンやスマートフォンといったデジタル機器は若者のみが所有するツールではなくなったため、LINEやSNSアカウントで義母とつながっていることがストレス……なんて嫁もいるという。嫁が抱く義母に対する不満にはどんなものがあるのだろうか?

●価値観の違い

 夫婦間でも何かと亀裂が生じやすい「価値観の違い」。義母との間では、生活習慣(朝ごはんのメニュー、洗濯の時間、ドアの開閉など)、金銭感覚(どこにお金をかけ、どこを切り詰めるか)、育児(母乳かミルクか、出産後に仕事復帰するか否かなど)、イベント(誕生日パーティは家族全員分行うか否かなど)。義母としては「嫁に来たんだから、うちのやり方に合わせてほしい」のかもしれないが、自分自身が育った環境や習慣とあまりに隔たりが大きいと「ついていけない……」と感じる嫁もいる。

●アポなし来訪

 別居できたとしても、電話もLINEもなく突然来訪する義母にうんざりしている嫁もいる。義母としては「息子(=家族)の住む家を訪ねた」気でいるのかもしれないが、嫁の立場から見ると、義母は家族というより“お客様”。義母のアポなし来訪は、生活の様子を覗かれたような気分になって、居心地が悪いのである。さらには、散らかっている部屋を見て勝手に片づけ出したり、頼んでもいないのに料理を作り出されたり……といった義母の行動にげんなり、なんてケースも。

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