●義母の前で夫の悪口は言わないようにする

 たとえ事実に即した話であったとしても、夫の悪口を義母の前で話すのは“トラブルの火種”になりかねないため、なるべく控えておきたいところ。自分の子育てを失敗扱いされた、遠慮深さが足りない……など義母から余計な恨みを買うハメになる可能性もある。

●聞き役に徹する、そして聞き流す

 義母の話(自慢話、義父や親戚の悪口、育児論など)に対しては聞き役に徹し、話の内容は聞き流してしまうのがおススメである。矛盾や反発を感じることもあるかもしれないが、いわゆる“オチのない話”や“結論を求めない相談”をしているものだと捉え、聞いてもらっていることが重要なのだと理解しておく。

●ほどよい距離感を保つ

 義母の非常識さについていけない、義母とあまり顔を合わせたくない……という嫁もいれば、ピンチのときに助けてくれる義母に感謝しているという嫁、義母と気が合うから一緒に過ごすのが苦じゃないという嫁もいて、嫁姑関係も多種多様である。肝心なのは、自分にとって(できれば義母にとっても)ほどよい距離感を保つこと。いい嫁になる必要も好かれる必要もなく、自分にとって無理なくできる範囲でのつきあいを続けていけばよいのである。そして、そのためには「夫(義母にとっては息子)」の理解と協力が不可欠である。

●キーマンは夫、もしくは義父

 嫁姑問題においてキーマンとなるのが「夫」である。義母との関係を必要以上に悪化させないため、また必要以上に密な関わりになることを避けるためにも、とにかく夫を傍観者にしてはいけない。まず、結婚する前に相手の実家との関わりをどのようなものにしたいか話し合い(うやむやにさせてはいけない)、決して嫁(妻)に任せきりにせず可能な限りフォローしてもらうよう、約束を取りつけておく。そして「お義母さんとの関係がこじれてにっちもさっちもいかなくなったら、離婚もありえるからね」と釘を刺しておきたいところだ。

 また、義父をパイプ役にして義母との関係を潤滑なものに……という方法もよく聞くが、必ずしも安易にとるべき方法ではない。義母が嫉妬深いタイプだったり、義母と義父の関係が良好ではない場合は、かえってゴタゴタに巻き込まれかねないため、要注意である。

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