■義母とのつきあいは“つかず離れず”で

「人生100年時代」とも言われる現代において、結婚した以上は同居にしろ別居にしろ「義母」とのつきあいが何十年と続いていく人も少なくない。好きにはなれない義母、価値観の合わない義母、過干渉の義母……なるべくストレスの溜めない義母とのつきあい方とは?

●「いいお嫁さん」にならなくてもよい

 結婚したばかりの頃は「うまくやっていきたい」「いいお嫁さんだと思われたい」という気持ちを持つ嫁もいるだろう。確かに最初は猫をかぶるのも可能かもしれない。が、それを何十年も継続させることは……おそらく難しい。特に義母自身が嫁に対して快い態度を示さない場合、嫁がどんなに尽くしたところで義母は嫁を受け入れようとしない可能性も高い。ゆえに「好かれなくてもしかたない」と割り切り、最低限のマナーを守ることのみに徹しておけばよいであろう。義母もまた一人の人間であり、嫁姑も人間関係の一種。気の合わない相手、受け入れられない相手が出てくることだってある。「合わなくてもしかたない」と割り切ろう。

●実母と比べない

 当然ながら実母と義母は違う。自分との関係性が違う(片や実の母子、片や義理の親子)し、そもそも実母と義母はそれぞれ個別の人格を持っている、これまでの人生で経験してきたことも、そこから得た価値観も異なって当たり前である。たとえば長年バリバリ働いてきた実母と、若くして結婚したため就労経験を持たない義母だと、生活習慣や家事スキルの常識が似通っているとは考えにくい。同じ「母親」「妻」という立場でも、いろいろな人がいることを念頭に置いておこう。

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