■仕事はバリバリでも、恋愛はごぶさた

――残念! でも、その後もお芝居や歌で、ずっと活躍なさってます。

仁支川 6月20日から、『悪い女はよく拝む』という舞台をやらせていただきます。私が演じる葬儀屋の女社長を主人公にしたブラック・コメディものです。ぜひ、劇場に足を運んでいただきたいですね。

――歌のほうは、今年2月には新曲『一歩坂』をリリースされましたね。

仁支川 人生の応援歌……って言っていいかな。リリース後しばらくの間、有線でベスト3位にまで上がったんですよ。

――仕事の面は今もバリバリこなされてますが、プライベートでのロマンスのほうは……?

仁支川 ごぶさたなの。11年恋愛してません(笑)。年齢的には、何かあったときのためにも誰かと生活しているほうがいいんだろうけど……それも駆け引きみたいでイヤだしね(笑)。

――そんな理由で恋人を作るもんじゃない……ってことですか。

仁支川 結局、男と女って出会いでしょ。それは待つしかないんだよね。無理やり作る必要ないと思うし。

――気持ち的に恋愛モードにならないんですね。

仁支川 全然ならないです。今はけっこう仕事楽しいんで。あとは寝ること(笑)。脳を使ったら、体もだるくなるんで、オフのときはひたすら寝ます。寝ようと思ったら16時間ぐらい寝られますから(笑)。

 竹を割ったような人柄の仁支川さん。還暦を迎え、いい女の快進撃はこれからも続くのです。

仁支川峰子(にしかわ・みねこ)

1958年5月24日、福岡県生まれ。A型。73年、第3回全日本歌謡コンテスト優勝。翌74年に『あなたにあげる』で西川峰子としてデビューし、日本歌謡大賞最優秀新人賞、日本歌謡大賞新人賞を受賞。その後、ドラマ『桃太郎侍』『青春家族』や映画『陽暉楼』『吉原炎上』『肉体の門』などに出演し、女優としても活躍。2009年に“西川”から“仁支川”に改名し、現在に至る。

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