■酒やタバコ、睡眠は? 薄毛にならない生活はコレ!

 今は気にならなくても、普段の生活習慣や食事、睡眠などが原因となって今後、薄毛に進行してしまう恐れは誰にでもある。しかし、逆に言えば普段の生活次第で薄毛にならないように予防することも可能ということだ。まずは、こうした薄毛を引き起こす「NG」行為を知ることから始めよう。

 薄毛対策で重要なのは、寝不足や飲酒、喫煙による生活習慣の乱れを改善すること。特に睡眠不足による自律神経の乱れや血管の収縮は、薄毛を進行させる大きな要因となる。また、ファストフード主体の食事を続けると、栄養が偏り、髪の毛を作るための栄養素が欠乏する。脂肪分の取りすぎにもつながるため、食事にも気を配ろう。

 薄毛の要因になる危険な行為の最たるものが喫煙。毛乳頭に届く栄養素は、血管の中を流れる血液に乗って送られる。しかし、喫煙すると血管が収縮し、血流が悪くなる。そのため、髪に必要な栄養が届きにくくなるのだ。薄毛予防の観点から言えば、喫煙は即刻止めるのが正しい。

 過度なストレスも言わずもがな。精神的な負荷は髪だけでなく、体全体に影響を及ぼすため、定期的な運動などで発散するのが望ましい。

 普段、なにげなく使っているシャンプーだが、実は、ここにも薄毛を引き起こす要因となる行為は数多く隠されている。最も危険なのは、爪を立ててガシガシ洗うこと。頭皮に傷がつくことはもちろん、刺激が強すぎるため、髪そのものや毛根にもダメージを与えてしまう。髪を洗うときは指の腹を使ってマッサージしながら行うのがベストだ。また、髪の毛を十分に濡らしていなかったり、シャンプーを頭で泡立てることもNG。シャンプーは手に取って十分に泡立ててから髪に乗せるようにしよう。

 また、シャンプーは必ず自分専用の、育毛効果があるものを用意しよう。育毛効果があるシャンプーを使い、正しい方法で洗えば、髪へのダメージを最小限に抑えられるはずだ。

◆薄毛に効くシャンプーの選び方!

 薄毛対策を目的にシャンプーを選ぶ場合は、まず天然由来の成分であること。そしてスカルプ(“頭皮”の意)シャンプーという、頭皮の油脂を落としすぎないものを選ぶといい。シャンプー選びは慎重に行おう。

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